花屋「ニコグサ」やってます。

ここにも春が♪

小さい春、見～つけた！

今日はひな祭りです。　ひな祭りといえば、桃の節句と言われるほど、桃の花と切っても切れない間柄です。昔から桃には邪気を払うとか、生命力や平和の象徴である、といった言い伝えがあります。

そんな想いを込めながら、桃を生けてみるのも、ちょっといいですよね。
手前の白い花は、ラナンキュラスです。固いつぼみから想像もできないような、ぽってりとしたふわふわの花が開きます。うすい花びらが、たくさん重なり合って、とっても繊細です。か弱い花びらのイメージとは違って、花持ちはとても良く、花が開いたままで何日も楽しめるお得(？)なお花です。
黄色の花は、ミモザアカシアです。春の定番といってもいいこの花は、また後日ゆっくり紹
介したいと思います！花屋の近くに、ミモザが素敵な場所があるので、そちらのご紹介もできれば…。
それから、ミニ盆栽が少ない季節ですが、椿とシャクナゲを入荷しました。どちらもしっかり蕾がふくらんできています。花が咲くのが楽しみです。

現在の「ニコグサ」と建物のこと

お店の外観と、店内の奥の部屋です。
店内は土間の部屋と、一段上がったギャラリー風の部屋に分かれています。
土間には生花のキーパー（冷蔵庫）や枝もの。ギャラリースペースでは、
主に陶器の展示や、アレンジメント教室を行なっています。

このおうちは、戦前に建てられた建物で、
近所に住むおばあちゃんの話しによると、その昔、炭屋さんとして営業をされていたそうです。
とてもしっかりした造りで、改装をお願いした宮大工さんも驚かれるほど、当時でも　いい材料を使っているそうです。

宇都宮の大空襲を間近に見てきた、この建物。
大通りという立地なので、７０年以上もの間　街の移り変わりもつぶさに見てきたことでしょう。
現在は偶然にも、私たち　花屋さんが入っていますが、これから先、少しでも長くこの建物を生かせるように　営業していきたいなぁ、と思っています。

にこぐさ って？

店舗をリフォームする前の外観です。
さて、どんな花屋さんになったでしょう…。それはまた次回に。
今回は、名前の由来をご紹介したいと思います。

店の名前は、
和草　と書いて、「にこぐさ」と読みます。

いつも、お客様に「なんて読むの？」と聞かれます。
ねらって読めない名前にしたわけじゃないんですよ！！

読めなくても、漢字で　『和草』　とあれば、どんな雰囲気の花屋なのか
すぐ分かっていただけるし、
なにより、語感が　ニコ(^o^)グサで、かわいらしかったから。
由来となった　歌にもヤラレテしまったからです。

万葉集に
“葦垣の　なかの和草（にこぐさ）　にこやかに　我と笑まして　人に知らゆな”
という歌があります。

「葦垣の中に、ひっそりとかわいらしく咲く　にこぐさ　よ、
　　　　そんなふうに笑いかけて、人に私たちのことを知られないようにしてね」

というような意味の歌です。
お店としては、たくさんの人に知っていただきたいのですが、
置いてある草花は、目が合ったその人だけに
こっそり笑いかけてくれるような、雰囲気のある花を扱いたいと考えています。

野の花 和草（にこぐさ）です。

はじめまして！
野の花　和草（にこぐさ）という花屋さんを、栃木県宇都宮市で営業しています。

OPENは、２００３年５月２日。
築７０年の日本家屋をリノベーションした、花屋です。

このブログでは、日々、入荷する新鮮な生花や、
お客様のオーダーでお作りした花束+アレンジメントなどを
写真とコメントでご紹介したいと思います。


今日から３月、外はまだまだ寒いですが、ニコグサの店内は
春の花でいっぱいです☆

は！しまった！この写真は秋の花ばかりです！！

about nicogusa

『野の花　和草（にこぐさ）』

栃木県宇都宮市小幡2-6-16
tel.028-643-5113
10:00～19:00
日曜、第１・３火曜定休

生花…小売、花束、アレンジメント、ウエディングフラワー、祝用スタンド花
鉢花…苗など
display…店舗用生け込み、ウインドウディスプレイ、インドアプランツなどのグリーンディスプレイなど

mail, smile@nicogusa.jp
url, http://nicogusa.jp/